2025年もはやいものでクリスマスまで3か月を切りました。最新のおもちゃが並ぶ商談会がきょう仙台で開かれました。

家族で遊べる定番のおもちゃも人気ですが、2025年のキーワードは「キダルト」です。

仙台市若林区で開かれたおもちゃの商談会にはメーカーなど59社が出展しました。およそ8000点のおもちゃが所せましと並ぶ会場では、メーカーの担当者が小売店のバイヤーなどに向けて実演も交えながら、それぞれの商品をPRしていました。

カワダ仙台支店・水上貴之課長:
「キダルトという造語なんですけども、子ども心を持った大人、という造語で大人もおもちゃを購入する機会が増えている」

キダルトは子どもを意味するキッズと、大人を意味するアダルトを合わせた造語。
おもちゃやキャラクターグッズなど、従来は子ども向けとされてきたコンテンツを楽しむ大人たちのことで、少子化が進む中でもおもちゃ市場の拡大を担う存在として近年注目されています。

コレクションとして集めるような精巧なつくりのフィギュアや、箱を開けるまで中身がわからないドキドキ感を味わう商品などがキダルト向けとして支持を得ています。子どもたちが頭を使ってあそぶおもちゃも人気です。

増子リポ:
「レールキューブというこのおもちゃ。磁石がついた線路を自分で組み立てて、電車を走らせます。なんと垂直にも走るんです」

2025年の日本おもちゃ大賞アクション部門で優秀賞を受賞した新感覚のおもちゃ。パズルのように線路のパーツを組み合わせて、こんな複雑な立体交差も作れるんです。

カワダ仙台支店・水上貴之課長:
「これからクリスマス、年末年始とご家族、ご友人で集まる機会が増えると思うのでおもちゃをひとつのツールとして楽しんで過ごしてもらいたい」

大人も子どもも夢中になれるおもちゃ。2025年末に向けておもちゃ商戦が盛り上がりをみせています。