ロシアによる軍事侵攻で日本に避難しているウクライナ国籍の女性弁護士が、「外国法事務弁護士」として第一東京弁護士会に登録されました。ウクライナ国籍の弁護士の登録は初めてです。
第一東京弁護士会に2日、「外国法事務弁護士」として登録されたのは、ウクライナ国籍のイリーナ・ウリバチョバさん(42)です。
イリーナさんはロシアとの国境に近いウクライナ北東部の出身で、軍事侵攻から逃れて2022年4月に来日しました。
弁護士資格を生かして、同じように日本に避難してきた人たちの相談に乗ってきましたが、日本でウクライナの法律に関する業務を行えるよう、2年ほど前から「外国法事務弁護士」の登録を目指してきました。
日弁連によると、「外国法事務弁護士」には今年9月までに546人が登録されていて、イリーナさんが所属する事務所によると、ウクライナ国籍の弁護士の登録は初めてだということです。
弁護士バッジを受け取ったばかりのイリーナさんは都内で会見を開き、「最初はどれだけ時間がかかるかわからなかったが、登録できて大変嬉しい」と喜びを語り、ウクライナに進出したい日本企業への助言などを通して、「ウクライナ企業と日本企業の架け橋になりたい」と話しました。
また、一時的な滞在のつもりが軍事侵攻の長期化で避難生活が長引いている人たちに対して、「ウクライナに残してきた財産や税金に関して、今後困ったことが出てきたときにはアドバイスをしたい」としました。
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