「携帯電話の利用を停止する」突然の電話に驚いたことはないでしょうか。このところ、福島県内でこうした不審電話が相次いでいて、警察では詐欺の予兆電話とみて注意を呼びかけています。

2日午前10時すぎ、県内のテレビユー福島支社に突然かかってきた電話。自動音声で「携帯電話の利用を停止する」「1番のボタンを押してください」などとメッセージが流れます。1番のボタンを押さないと電話は切れます。

1番のボタンを押すと、携帯電話会社のオペレーターや警察官を装った人物に電話が変わり、これまでに「あなたの携帯電話の番号から違法なメッセージが送られている」や「暴力団があなたの名義の通帳や携帯電話を所持していた」などと言われるケースが確認されています。

国際電話の番号からの着信で、テレビユー福島の支社にかかってきた電話は、電話番号の冒頭は「682」、南太平洋に浮かぶ「クック諸島」からの国際電話の表示でした。こうした電話の場合、サーバーを経由して発信するなどして実際の発信先を隠すケースもあるとみられています。こうした詐欺の予兆電話はテレビユー福島の支社では先週から複数ありました。

警察は、こうした詐欺の予兆電話には対応せず注意するよう呼びかけています。