きのう、岐阜県各務原市で特急列車とキャリアカーが衝突する事故がありました。キャリアカーの運転手は、非常停止ボタンを押しましたが間に合わず、列車と衝突したということです。

きのう午後4時40分頃、岐阜県各務原市内にあるJR高山線の踏切で、特急「ひだ」が立ち往生していたキャリアカーに衝突し、乗客20人が窓ガラスの破片で顔を切るなどの軽いけがをしました。

(乗客)
「急停止を知らせるアナウンスがあり、6~7秒たった後にバンとすごい音。窓ガラスが散ったようで車内は煙が立ちこめたようだった」
「パニック的に何があったんだろうという。皆さん、ぽかんとしていた」
Q.何時間待った?
「40分くらいは電車の中にいたと思う」

警察によりますと、キャリアカーを運転していたのは、名古屋市の会社員の女性(26)で線路沿いの市道を走行中に、信号のない交差点を左折して踏切を通過しようとしたところ、下りてきた遮断機がキャリアカーの荷台に引っかかりました。

女性はキャリアカーから降りて、非常停止ボタンを押しましたが間に合わず、列車と衝突したということです。女性にけがはありませんでした。警察が事故の詳しい原因を調べています。