福島市の中学校で、テレビの未来を創る中学生たちがTUFの番組審議会を体験する出前講座が開かれ、メディアのあり方や情報リテラシーを学びました。
2日、福島市の桜の聖母学院中学校で開かれた出前講座には生徒29人が参加しました。「番組審議会」とは、テレビ局が番組の内容を向上させるため外部の有識者から感想や意見を聞く場で、法律で設置が義務付けられています。
TUF番組審議会・佐藤藍子委員長「一番最初に気を付けていることは、世代とか性別などの属性に関わらず、ありとあらゆる人たちに分かりやすく伝わるかという点です」
講座では、TUFの番組審議会で委員長をつとめる福島トヨペットの佐藤藍子社長が講演を行い、大切な視点やテレビ局に望むことなどを話しました。

この後行われた模擬番組審議会では、8月15日に放送された「ステップ」が審議され、97歳の女性が風船爆弾の製造に動員された終戦80年の企画について、生徒たちから意見が出されました。
参加した生徒「みなさんが考えて報道してくれることが伝わって、とてもうれしかしった。最近の社会でメディアが結構取り扱われているので、テレビについて知ることが大事だなと思いました」
TUFでは中学生たちの意見を番組づくりに反映させていくことにしています。