名古屋市は重大ないじめ事案について、再調査を行う委員会を「常設」にすることを明らかにしました。

名古屋市は、学校で重大ないじめの事案が疑われた場合に、市の教育委員会の第三者委員会が調査。

市長が必要と判断した場合、妥当性を検証する再調査委員会を「臨時で」設けていました。

しかし、メンバーの人選などに時間がかかるため、検証を迅速に行うために再調査委員会を「常設」にすることを決めました。

名古屋市では2018年に当時中学1年生の齋藤華子(さいとう・かこ)さんが自殺した問題で、第三者委員会の調査結果を遺族が不服とし再調査を要望しましたが、調査が始まったのはその9か月後でした。

名古屋市は、この条例案を、現在開かれている11月定例議会に追加で上程する方針です。