来年の干支・ウサギをかたどった縁起物の土人形づくりが、新潟県佐渡市で最盛期を迎えています。


日差しが差し込むアトリエで丁寧に作られている『ウサギ』の土人形。その名の通り原料に土が使われていて、丸みを帯びた形が特徴です。


もともとは佐渡各地に伝わる民芸品の『八幡(やはた)人形』から始まりました。
すべて手作りのために、ひとつひとつの表情が違うそうです。
この土人形は“土鈴”になっていて、空洞になっている胴体に入った土の玉が、カラカラと優しい音を響かせます。


【葛原正巳さん】
「これを見てほっとしてくれるようなものを作りたい、という思いはある」


葛原さんは年内に、190個の土人形を作る予定だということです。