警視庁によりますと、きょう(30日)午後7時15分ごろ、東京・杉並区堀ノ内で「一戸建てが崩れてきている」と110番通報がありました。

現場に警察官などが臨場しましたが、50代と20代の男性親子が住む木造2階建て住宅1棟が倒壊したということです。

衛星画像と比べると、茶色い屋根の建物がなくなっているように見えます。

近隣住民
「現場の崩れた擁壁は、ここ数年だいぶ膨らんでヒビも入って、水がちょろちょろ出ているような状況だった。いつか崩れると私は思っていた」

近くの住民が撮影した映像からは、住宅が向かいに建つマンション側に倒れ込んでいるような様子がうかがえます。白い粉じんが舞っているのも確認できます。

マンションの住民などには現在影響はなく、現時点でけが人や逃げ遅れは確認されていないということです。

現場は東京メトロ丸ノ内線方南町駅からおよそ300メートルの場所にある住宅街です。