30日午前、福岡県田川市の麻生セメントの工場にあるセメントを貯めるタンクの中で清掃作業をしていた男性2人が落下してきたセメントの下敷きになりました。1人が約2時間半後に死亡、もう1人は意識があり、命に別状は無いということです。

30日午前11時15分ごろ、田川市弓削田にある麻生セメント田川工場の関係者から「意識と呼吸がない」などと救急通報がありました。

救急隊が縦横5メートル、高さが18メートルのサイロと呼ばれるタンクの中でセメントの下敷きになっていた男性作業員2人を確認。
すぐに病院に運びましたが1人は2時間半後に死亡、もう1人は意識があり、命に別状は無いということです。

警察が救助された男性作業員に話を聞いたところ、2人はサイロの底の部分で清掃作業をしていて剥がしていた壁に付着したセメントの下敷きになったということです。

警察は、救助された男性作業員や工場の関係者などから話を聞くなどして事故の原因を詳しく調べています。