ヒグマ注意報が出されている札幌市南区で30日朝、親子のクマ3頭が住宅近くに現れ、うち2頭が駆除されました。

親子のクマ3頭が現れたのは、札幌市南区藤野で、30日午前6時半ごろです。

 札幌市の職員が確認したところ、子グマ1頭が住宅近くのくくり罠にかかって動けなくなり、近くには母グマが居座っていました。

 札幌市環境共生担当課・坂田一人課長
「親グマに向けて発砲したあと、午前8時34分に子グマに向けて発砲・駆除している」

 残る子グマ1頭は現場から見えなくなりましたが、付近に潜んでいる可能性もあるため、札幌市や警察は引き続き警戒を呼びかけています。

 一方、先週、クマの人身事故が起きた札幌市西区の公園近くの小学校では、30日も保護者による見守り登校が続いています。