夏の甲子園大会では暑さ対策の試行錯誤が続き、去年から1日の試合を午前と夕方に分けて実施しました。
東海大星翔 野仲義高監督(44)「2回戦は第4試合でナイトゲームになったけれど非常にやりやすかった」

今年の夏に出場した東海大星翔の野仲監督です。
東海大星翔 野仲義高監督(44)「正直、現場レベルでは、現在の9イニングでも、夏の県大会、甲子園で暑さで疲弊しているところは見られなかった。むしろ9イニングを継続して、その中でやれる暑さ対策を探るほうが子ども達のためになると考えている」

甲子園の常連、熊本工業の田島監督は球児たちのステップアップという点で懸念を抱いています。
熊本工業 田島圭介監督(44)「上のステージで野球をやると言ったときに、大学、社会人、プロはおそらく9イニングでやっていくと思う。その橋渡し、つなぎ役という意味ではやっぱり9イニングでやってほしい」

応援席にもマイクを向けました。
高校野球の保護者「本当に暑い時は7回でいいんじゃないかと思った時もあった」
高校野球の保護者「出場機会も増えるでしょうし、7.8.9回のドラマが多いので」

一方、もともと7イニングで行われているソフトボール。試合運びに特徴があるようです。
熊本商業高校女子ソフトボール部石橋光雄監督(43)「9イニングと比べると、当然攻撃側は打席数が少ないので、一打席一打席ファーストストライクから集中力を高めていこうという練習や試合での声掛けはしますし、守備練習であっても先制点が大きく勝敗を分けるので、できるだけ点を与えないような指導は心掛けている」