香川県の60代の女性が、SNS型投資詐欺によって、3,200万円をだまし取られていたことがわかりました。

警察によりますと、今年5月24日、被害者の女性がTiktokを見ていたところ、経済学者の男性が投資を促している広告が表示され、広告のリンクをクリックしたところ、経済学者のLINEアカウントの登録画面が表示され、これを登録しました。

その後、儲かる株の情報などのやりとりをしているLINEグループを紹介され、メンバーの中の必ずもうかる株を指南する「株の先生」と呼ばれる男性から、株の購入を勧められ、その株の注文を依頼し、指定された口座に6月22日から8月15日までの間に合計15回にわたり、合計2,300万円を振り込みました。

さらに、被害者は指定された口座に900万円を振り込もうとしましたが、振込限度額を超えていたことから、8月10日、高松市内に現金900万円を受け取りに来た男性に渡しました。

株取引の利益はアシスタントから送信されたURLのサイト上でその都度確認することができており、最終の利益は約2億円と表示されていたため、被害者は購入した株の配当金が受け取れるはずだと思い込んでいたところ、支払い手続きが行われないことを不審に思い、8月20日に警察に相談し、被害に気づいたということです。

警察では、SNS型投資詐欺とみて、グループの口座やLINEのアカウンドなどを調べています。また、LINEグループで「投資で儲かる」「儲かる株」などとやりとりしていれば詐欺を疑ってくださいなどと被害防止を呼び掛けています。