静岡県東伊豆町で9月28日夜、250人が巨大な石を引っ張る「石曳き道灌まつり」が行われました。

東伊豆町の熱川海岸で行われた「石曳き道灌まつり」は、室町時代の武将、太田道灌が、伊豆半島の石で江戸城の石垣を築いたという逸話にちなみ、参加者が巨大な石を引っ張ります。

石の大きさは高さ1.2メートル、幅1.3メートル、奥行き2.6メートルで、重さは12トンあります。

石の上に乗った人の合図に合わせ、参加者250人が繰り返し綱を引っ張り、24分ほどかけて、50メートル石を動かし、ゴールに辿り着きました。

<参加者>
「掛け声が良かったと思います。みんなが一つになった感じがより出たので、とても楽しくできました」

<参加者>
「(日頃は)綱を引くことはないので、運動会の綱引きみたいで、楽しかったです。子どもに返りました」

主催した町の観光協会は、伊豆半島の石が使われた歴史を知ってほしいとしています。