自民党総裁選で小泉陣営の広報責任者だった牧島元デジタル大臣の事務所が小泉氏に好意的な内容を動画サイトに書き込むよう関係者に要請していた問題で、立憲民主党の野田代表は自民党に実態を調査するよう求めました。

立憲民主党 野田佳彦代表
「牧島さんという党のネットやメディア対策をやってきた人たちが、この種のことをもっと対野党でやってきたんじゃないでしょうか。今回、高市さんに対してやったかもしれない。でも、去年の総選挙でも(今年の)参院選挙で、一番やられたとしたら野党第一党(党首)のわたくしじゃありませんでしょうかね」

愛媛県の松山市内で講演した野田氏はこのように述べ、小泉陣営の牧島氏が動画サイトに小泉氏に好意的な書き込み等を関係者に要請した問題は、自民党総裁選にとどまらず、これまでの国政選挙で野党に対して行われた可能性もあると指摘しました。

その上で、野田氏はこの問題の扱いについて、小泉陣営に限定するのではなく、自民党として調査を行い「ネットの活用についておかしな点不適切な点があるのであれば、それをきちんと改革」していくよう求めました。

野田氏は講演終了後、報道陣に対し「誰が総裁になってもきちっとした調査をやって欲しい」として、自民党の新総裁に調査を求める可能性に触れています。