中国の李強首相が国連総会で演説し、現在の世界情勢について「国際秩序が深刻な打撃を受けている」と指摘して、アメリカのトランプ政権を暗に批判しました。
中国の李首相は26日、国連総会一般討論で演説し、今年で創設80年を迎えた国連について「世界で最も普遍的で、代表的かつ権威のある政府間組織であり、重要な役割を果たしている」と強調。「国連を中心とした国際システムと国際法に基づく秩序のもと、人類は全体的に平和を実現し、前例のない発展と繁栄を成し遂げた」と評価しました。
また、李首相は現在の世界情勢について「単独主義や冷戦的思考が再び台頭し、国際秩序が深刻な打撃を受け、人類は再び岐路に立たされている」と述べ、「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ政権を暗に批判しました。
また、気候変動は「人類が直面する重大な課題だ」と訴え、第二次トランプ政権が脱退を表明した気候変動対策の国際的な枠組み「パリ協定」についても有効的に推進していく方針を示しました。
保護主義や一国主義の傾向を強めるトランプ政権に対し、中国は各国との協力を重視する姿勢をアピールすることで、国際社会での主導権を握る狙いがあるものとみられます。
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