水道工事の入札価格を業者に教えた見返りに、旅行代金を負担させた収賄などの罪に問われている美唄市の元課長補佐の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
美唄市上下水道課の元課長補佐本田強志被告は、水道工事の一般競争入札の最低制限価格を業者に教えた見返りに、2024年11月、業者側に旅行代金など約85万円を負担させた収賄などの罪に問われています。
26日札幌地裁で開かれた初公判で、本田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
続く冒頭陳述で、検察は本田被告は2019年にこの業者に、視察後の旅行を手配してもらったことがきっかけで入札価格を繰り返し漏らすようになったと常習性を指摘しました。
弁護側は「公訴事実に争いはない」としています。