金沢地検は、60代の男性副検事がうその捜査報告書を作成したとして、26日付けで減給の懲戒処分にしました。

金沢地検によりますと、60代の男性副検事は2025年8月、担当していた過失運転傷害事件の捜査で、被害者に処罰感情があるか確認するよう上司から指示を受けたものの、実際には確認をしないまま、電話をかけて確認したかのようなうその捜査報告書を作成したということです。

金沢地検は26日付で副検事を減給2か月の懲戒処分としたほか、虚偽有印公文書作成の罪で立件したものの、起訴猶予としました。

副検事は26日付で依願退職したということです。

金沢地検の小林修次席検事は「指揮監督を厳しく行い再発防止に努める」としています。