福島県浪江町伝統の大堀相馬焼の窯元が立ち上げた、新しいブランドの作品発表会が26日からいわき市で開かれています。
新ブランドを立ち上げたのは、浪江町で制作活動を再開した大堀相馬焼「陶吉郎窯」窯元の長男・近藤賢さんです。
近藤さんは、工芸ブランドを手がける菊地耀仁さんとともに、今年春、セラミックアートの新ブランドを立ち上げました。
平安時代、神前の祭壇などに置かれた素焼きの器「瓦笥」をコンセプトに、白を基調とした日本の伝統美が際立つ器や花瓶などおよそ30点が展示販売されています。
【大堀相馬焼陶吉郎窯・近藤賢さん】
「シンプルな色ではあるんですが、フォルムやデザインにこだわりを持って作ったので、そういうところを皆さんに見ていただければありがたい」
この作品発表会は、いわき市四倉町の陶吉郎窯いわき工房で、9月30日まで開かれています。