東京世界陸上日本代表選手団の6人が26日、小池百合子都知事を表敬訪問した。
日本代表選手団は、女子20キロ競歩で日本新記録で史上初の銅メダルを獲得した藤井菜々子(26、エディオン)、男子400mで34年ぶりに決勝に進み、6位入賞の快挙を果たした中島佑気ジョセフ(23、富士通)、男子20キロ競歩で7位入賞の吉川絢斗(24、サンベルクス)、女子マラソンで7位入賞の小林香菜(24、大塚製薬)、男子走高跳8位で2大会連続入賞の赤松諒一(30、SEIBU PRINCE)、混合4×400mリレーで初出場し、日本勢過去最高位の8位入賞を果たした吉津拓歩(27、ミキハウス)の6人が出席。
中島は、男子400mと男子4×400mリレーの2種目出場し「生まれ育った東京の土地でたくさんの方々の歓声に包まれて決勝の舞台を走れたことは本当に幸せな時間を過ごせた」。今後は「北京世界陸上、ロサンゼルスオリンピックが続きますのでそこでのメダル獲得、また多くの方々に勇気を与えるような、その走りをしていきたい」と決意を新たにした。
赤松は「当初の目標としてはメダル獲得を掲げていたので悔しいという思いが残る一戦」と振り返ったが、「来年は私の地元近くの名古屋でアジア大会が開催されますので、そこでの活躍に向けてまた一層トレーニング励んでいけたら」と来年名古屋で開催されるアジア大会を見据えた。女子マラソンの小林も「今回入賞という結果についてロス五輪の選考会であるMGCの出場権を得ることができたので、次の目標はそこに向かって丁寧に自分の弱点と向き合って強化していく」。
「満員の国立で走ることができて非常に嬉しかった」と初出場の吉津。男子20キロ競歩の吉川も「多くの応援の中で7位という一つの成果を収めることができたのが、すごい嬉しく思います」。銅メダルの藤井は、「自国開催の世界陸上で銅メダルを獲得することができ、大変嬉しく思います。今後はメダルの常連となれるよう努力を重ねていきたい」と話した。
小池百合子都知事は、「この度の世界陸上での大変な活躍、本当にみんなに希望、夢を与えてくれました。お疲れ様でした。これからも素晴らしい記録に、そしてまた記憶に挑戦していただきたい」と日本選手団を労った。