海外では規制強化の動き 「時間で計算」から「距離で計算」に

藤森キャスター:
海外では、規制を強化する動きが相次いでいます。

▼フランス・パリではシェアサービスを禁止(2023年)、▼ノルウェーでは夜間の使用を禁止(2021年)、▼韓国ではヘルメットや免許を義務化(2021年)などがあるということです。

ベルギーでは事業者側が事故を減らす取り組みを行っていて、▼新しい利用者には「初心者モード」として、最初の5回は最高速度15キロに制限。▼料金システムも「時間で計算」ではなく「距離で計算」しているということです。

時間加算で「早く行けば料金がかからなくて済む」という気持ちが働くことをなくす目的です。これにより、時間加算より平均速度は9%減少したということです。

鈴木准教授も、距離での料金加算には賛成で、繁華街など人通りの多いところでは、GPSを使って、強制的に速度を落とすなどの対策も考えられるといいます。

小川キャスター:
日本ではルールが追いつかないまま、利用が拡大してしまっている印象はありますね。

クイズプレーヤー 伊沢拓司さん:
「新しい駅前を作る」というコンセプトで、電動モビリティが使われるのは、今の都市の再活性化にとって意味があると思います。

ただ、今の状態だと安全な技術が生み出される前の段階で、反感が広がったり、危なすぎる事故が起ったりと、ブレイクスルーを待たずして、事業が止まってしまう可能性もあると思います。

今対策しないと、理想が実現されなくなる可能性もあるように感じます。国や事業者についても、1回しゃがむ時期が来ているのかもしれません。今のままでは危ないですよね。

小川キャスター:
お年寄りが使うことも想定されるなど、移動手段の可能性はありますからね。

電動マイクロモビリティについて「みんなの声」は

NEWS DIGアプリでは『電動マイクロモビリティ』について「みんなの声」を募集しました。
Q.電動モビリティ どう思う?
「さらに普及すべき」…2.8%
「歩行者との事故が心配」…23.1%
「他との共存ルールが不十分」…30.9%
「免許を義務付けるべき」…41.4%
「その他・わからない」…1.8%

※9月25日午後11時11分時点
※統計学的手法に基づく世論調査ではありません
※動画内で紹介したアンケートは26日午前8時で終了しました。

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<プロフィール>
伊沢拓司さん
株式会社 QuizKnock CEO
クイズプレーヤーとして活躍中