障害のあるなしに関わらず、すべての人が楽しめるスポーツ「ボッチャ」の体験授業が福島市で開かれました。パラリンピックのメダリスト・遠藤裕美選手も参加。そのスーパープレーに子どもたちも釘付けだったようです。

福島市の杉妻小学校で行われたボッチャの体験授業。子どもたちに障害者への理解やパラスポーツへの関心を深めてもらおうと開かれたもので、5年生およそ100人が参加しました。

授業には、去年のパリパラリンピックで2つの銅メダルを獲得した遠藤裕美選手も招かれました。

ボッチャはボールを投げて、カーリングのように、目標となる白のボールにどれだけ近づけられるかを競います。この日は、遠藤選手と子どもたちとの対戦も行われました。


赤ボールを投げる小学生チームが、遠藤選手を追い詰めます!しかし、最後の一投げで大逆転。メダリストのスーパーショットに子どもたちは大歓声を上げていました。

試合の後は、質問タイムも設けられました。

児童「ボッチャの好きなところってどんなところですか?」

遠藤さん「ボッチャの好きなところは障害関係なく誰とでも一緒に試合ができるところです」


参加した児童「テレビで見ていたよりも、実際にやってみる方が楽しいと感覚でわかりました。遠藤選手はとても強かった。いろいろな技がわかったので、それも楽しかった

参加した児童「『いろんなことにチャレンジしてください』と遠藤選手が言ってくれたので、辛いときにそれを思い出して頑張れるなと思いました」

遠藤選手「子どもたちがすごく楽しそうな笑顔を見せてくれたので、私もうれしかったです。いろんな人たちとボッチャを通して、活動や普及につなげていきたと思います」



福島市では、今後もパラスポーツを通じた交流事業を継続して行っていくことにしています。