こんぴらさんの表参道に、新しいホテルが来月(10月)オープンします。増えるインバウンド客を狙い、香川県の企業が、閉館していた老舗旅館を全面改修しました。

金刀比羅宮の参道に新たにオープンする「UDON na HOTEL 琴平」です。近年、インバウンド客が増え、宿泊需要が高まっていることから、ホテル事業などを行う穴吹エンタープライズが、コロナ禍で閉館した老舗旅館を改修しました。
讃岐の文化が感じられるホテルがテーマで、ターゲットは家族連れなどグループの旅行客です。最大3人で利用できる広々としたツインルームや、カジュアルなロフトベッドルームなど、35部屋が用意されています。

(小寺健太記者)
「こちらの部屋【画像③】は、このホテルで唯一のコンセプトルームです。部屋の中は一面にうどんがあしらわれています」

壁一面にうどんの絵が描かれているほか、麺をモチーフにしたクッションなど、香川らしさが詰め込まれています。大浴場は、旅館の昭和レトロな雰囲気を残しました。宿泊者にはさぬきうどんをサービス。地酒や地ビール【画像④】も味わえます。

(穴吹エンタープライズ 森下陽介さん)
「地域の賑わいを復興させたいと考え、このタイミングで改修して運営をスタートしていこうと。インバウンド客をターゲットに宿泊してもらいたい」
「UDON na HOTEL 琴平」は、来月(10月)3日にオープンし、今年度は稼働率60%を目指すとしています。