沖縄県の那覇市が所有する土地の権利をめぐり、収賄の罪で起訴された那覇市議会元議長の初公判が開かれ、元議長は起訴内容を認めました。

この事件は、那覇市が所有する土地の権利をめぐって那覇市議会元議長の久高友弘被告とほか4人が贈収賄の罪で起訴されたものです。

起訴状によりますと、久高被告は百条委員会での調査や他の議員への働きかけなど、市議会で便宜を図る見返りに現金5000万円を受け取ったとして収賄の罪に問われています。

きょうの初公判で、久高被告は「正しいと思う」と述べ、起訴内容を認めました。

弁護側は、金銭の受け取りや賄賂性について争いはないとしたものの、議長として適切に議事進行に務めたとして、情状酌量を求めています。