秋分の日の23日、「北海道の食」をテーマにしたイベントが各地で開かれました。

 札幌市の北海道大学では、親子連れ、約40人が牛と牛乳について学ぶ体験会に参加しました。

北海道大学大学院 農学研究院 三谷朋弘准教授
「人差し指と中指でこんな感じで…」

初めて間近で見る大きな牛に子どもたちは興味津々です。

 参加者
「(乳しぼりは)いろいろ変な方向にいっちゃうから難しかった」

 北大の農場で作った牛乳と市販の牛乳を飲み比べて味の違いを当てるクイズでは…。

 参加者
「濃厚だから、Aが正解だと思う」
「Aが北大牛乳です」
「イエーイ」

子どもたちにとって牛の生態や、牛乳ができるまでの行程を学ぶ貴重な時間となりました。

一方、北海道帯広市で開かれたのは、秋の味覚が堪能できる「メークインまつり」。

 人気は、特産のジャガイモ「大正メークイン」の詰め放題です。

参加者
「頑張ってます」

 こちらの家族は、一丸となって4袋も詰めました。

参加者
「(これで何を作るんですか?)ポテトサラダですかね」
「いももちがいい」
「いももちも作るか?」
「やった~!」

50年以上続く歴史ある祭りですが、今年は猛暑の影響でジャガイモの収穫量が大幅に減り、開催が危ぶまれました。

 帯広大正農業協同組合 森和裕代表理事組合長
「中止にしようかなと少し頭をよぎりましたが、みなさんに元気をもらえるので、これからも頑張ってメークインを作っていこうという契機になる」

 また会場では、先着1000人に「十勝和牛」と大正メークインを使った肉じゃがが無料で振舞われ、訪れた人の舌を楽しませていました。