「クヨクヨしてたら息子が『何やってんだ』と思うなと」

ご両親の手元には、大学時代の友人が作った息子さんの写真アルバムがありました。

(大石)「優しそうな息子さんですね」
(一代さん)「はい。息子はとても前向きだったので、私がこんなにクヨクヨしている姿を見たら『何やってんだ』と思うなと」

夫婦は長年息子と暮らした埼玉の実家を離れ、神奈川に移り住んでいます。

母親の一代さんは、息子の形見となったベースの練習を始めました。

(一代さん)
「『(うまく演奏が)できないんだよ』とか『難しいのによくやっていたね』とか(心で話しかけながら)やっています」