あすは「秋分の日」。といえば…

「秋分の日はやっぱり、おはぎ。だいたい食べます、毎年」

そう、「おはぎ」。お彼岸には昔からおはぎを食べる風習があります。

東京・巣鴨にある「とげぬき福寿庵」。こちらのおはぎは北海道産のもち米と小豆を使い、砂糖、塩、水飴のみの昔ながらの製法で作ったこだわりのひと品。コメ高騰の余波で、もち米も値上がり、そのため18円値上げしました。しかし!

とげぬき福寿庵 総支配人 土井征哉さん
「おはぎの予約は今年は増えてますね。去年に比べれば、1.5倍~2倍ぐらい」

秋分の日を前に、おはぎの予約が好調だといいます。

お客さん
「食べるときは値段とかじゃなくて、インパクトのあるおはぎとか食べます、おいしそうな」

こんな目的で食べる人も…

お客さん
「筋トレしてて、(おはぎは)糖質があるんで、脂質がないんで、それで食べてる感じもある。増量みたいな感じで。週3ぐらい食べてる」

そう、いま運動する人から注目されている「おはぎ」。

おはぎの予約が去年の1.5倍ほどだという東京・世田谷区にある「KIKYOYA ORII」では…

KIKYOYA ORII 中村弓哉さん
「トレーニング帰りの人とか、ランニング帰りの方が栄養補給に買って帰る方が結構いらっしゃいます」

専門家もおはぎに注目しています。

管理栄養士 植草真奈美さん
「小豆はタンパク質が多く含まれてます。また、食物繊維も多く含まれている他、体のエネルギーになる糖質も多く含まれてます。なので栄養価が高いので、スーパーフードという風に言われているのかなと思います」

実際、世界陸上・女子20キロ競歩に出場した柳井綾音選手の勝負飯は…

「大きなおはぎと大福食べて頑張ります」

試合前にも「おはぎ」を食べたそうです。

管理栄養士 植草真奈美さん
「アスリートの方とか運動される方が運動前におはぎを食べる。しっかりエネルギーが蓄えられて、パワーを発揮できるというところで、おはぎはすごくぴったりな食べ物だと思います」