2027年度開館予定の富山県武道館の建設費およそ87億円について新田知事は30日、資材の高騰により上振れは避けられないとして、予算を設定しなおすことを明らかにしました。
これは30日開かれた富山県議会11月定例会の山本県議の代表質問に対して新田知事が答えたものです。

新田知事:
「富山県武道館についてはまだ実施設計行う段階ではないため、資材高騰などを反映した建設費の積算は行っていないが、今年度の2月議会に建設費などの債務負担行為の設定を提案したいと考えます」
2027年度開館予定で富山駅周辺に整備される県武道館の建設費はおよそ87億円と見込まれていました。

しかし、ウクライナ情勢や円安の影響から資材が高騰、高岡テクノドーム別館の建設費も当初の26億円余りから46億円にまで膨らんでいることから県武道館の建設費も上振れする見通しです。

新田知事は基本設計の方向性は維持しつつもコスト縮減につながるよう設計内容の見直しを行い、2023年の2月議会で改めて予算案を提案する考えです。