21日に行われた宮崎県えびの市長選挙で、初当選を果たした中山義彦氏に当選証書が付与されました。

新人3人の争いとなったえびの市長選挙は、元市議会議員の中山義彦氏が、元市議会議長の遠目塚文美氏に173票差で競り勝ち、初当選を果たしました。

一夜明けた22日、中山氏には当選証書が手渡されました。

(初当選を果たした・中山義彦氏)
「安全で安心してくらせるまちというのをもう少し高めていこうという気持ちは変わっていないので、公約を具体的につめていって、実現に向けて始動していきたい」

中山氏はまず、市長報酬の30%減額をはじめ、物価高対策として高齢者や低所得者を中心に水道基本料金の減免や市民税20%相当の補助などに取り組みたいとしています。

中山氏は、来月14日に初登庁する予定です。

えびの市長選挙で初当選した中山義彦氏のプロフィールです。
中山氏はえびの市出身の77歳で、都城工業高校を卒業後は準大手ゼネコンにおよそ40年間務めました。
退職後は、自然エネルギー開発の関連事業などを手がける会社を設立し、2017年にえびの市議会議員に初当選し、2期途中まで務めました。

民間での経験や人脈を生かし、市政の発展に力を尽くすと話す中山氏の手腕が注目されます。