<久留嶋怜気象予報士>
「すごい大きさですねこれ。スーパーではなかなか見ないサイズですけど」

<富士山ぶどうランド 佐藤文紀園主>
「うちはぶどう狩り園なので、スーパーにあるものの2~3倍くらいの房を目指して大房づくりをしています。大きいものだと1キロくらい。」

静岡県富士宮市のぶどう園です。
秋の訪れが遅い2025年、ぶどうへの影響はあったのでしょうか?

<佐藤園主>
「例年ですと8月下旬に開園できるんですけど、もうご予約もいただいていたのに、急ブレーキがかかっちゃって、甘さがくるのが。なので、9月12日に開園を延期させていただいて、やっと今開園1週間終わったくらいの感じでいます。9月の台風、牧之原でかなり被害が出ましたけれども、あの台風までの間に雨が降らなくて、水が足りなくて、完熟に近づくスピードが遅れてしまいまして」

<久留嶋気象予報士>
「やはり長い間雨がなくて、降ったと思ったら一気に降るような極端な現象だったと思うんですけど、その影響が出てしまったわけですね」

こちらのぶどう園では、安定してぶどうを育てるため、富士宮市の天候に合った品種の研究も行っています。

<佐藤園主>
「バイオレットキングっていって、大きくなるぶどうなんで、ふくらんだ後にああいう大雨を受けてしまうと、おしりの部分が裂果といって裂けてしまって、パカっと割れてそこからカビが生えちゃったりとか、うちはコンセプトとして家族が一日楽しく過ごせる農園ってことで、非日常を体験できるような組み立てをしていきたいですから、その中で品種選びも最も大事な柱の一つなので、そういうところを考えると、本当に天気になんとか安定してほしいなという感じはあります」