マッチングアプリで知り合った女性から「仕事を手伝ってほしい」という話を持ちかけられ、40代の男性がおよそ340万円をだまし取られました。

県警によりますと、9月上旬、高知市の40代の男性に、マッチングアプリで知り合った「惠美里」という女性から「私のやっている仕事を手伝ってほしい」とメッセージが届きました。

男性が指定されたサイトに登録したところ「資金を振り込んでサイト内のホテルのレビューをすれば利益がつく」といわれ、指定された口座におよそ340万円を振り込みました。実際に利益が出ている画像を見せられたということです。

「惠美里」からその後も振り込みの要求(約298万円)があり、詐欺の被害に気づいたということです。

県警は「SNSで知り合った人物からの副業の斡旋や儲け話は詐欺を疑ってほしい」と呼び掛けています。

高知県内での今年の特殊詐欺の件数は68件で、被害額は3億4800万円にのぼっています。(前年同期:30件約1億5200万円)