椿の島として知られる長崎県五島市でこのほど、昔ながらの製法で椿油を作る体験会が開かれました。

この体験会は椿油の魅力などを知ってもらおうと三井楽万葉まつり実行委員会が開いたもので、およそ30人が参加しました。

「まずは椿の種を炒ります。炒ることによって油が出やすくなる」

地元で採れた椿の種をフライパンでじっくりと炒った後、石臼ときねを使い、丁寧に砕いていきます。


細かく砕いた椿の種を煮立たせ、水分を飛ばします。この日は4・5キロほどの椿の種からおよそ200ccの椿油ができました。



参加者「難しかったです」「時間も手間暇もかかって作られてるんだなということを知ることができて、体験できて良かったです」


遣唐使が皇帝へ献上したとも伝えられている椿油。昔ながらの製法を学び、先人に思いをはせていました。