対馬市で古くから人々に親しまれてきた観音様を通して地域を盛り上げようと「対馬六観音まつり」が開かれました。

対馬にある6つの観音堂。このうちのひとつ修林寺のそばにある観音堂に宗派を超えた7人の僧侶が集まりました。

「対馬六観音まつり」は寺の文化を継承するとともに地域を盛り上げようと修林寺の住職らが開いたものです。対馬では半世紀前まで、成人の通過儀礼として「対馬六観音まいり」を行っていたもののいまは途絶えていて、この日は多くの人々が座禅体験や六観音についての紙芝居などを楽しみました。

(修林寺・田中竜波住職)「秋空のもと、とても清々しく多くの方にご来場いただきました。ご来場いただいた皆様の気持ちが成就した瞬間だったと思います。」

家内安全や無病息災など、参加者らはそれぞれの願いを胸に観音様に手を合わせていました。