「亡くなった人には思い出してもらえることが1番の供養」

亡くなった福島啓子さん

福島敏廣さん
「愁い。心の中にある悲しい思いを愁いといいます。『秋』に『心』と書いて『愁い』です。この時期は切ない気持ちになります」

「我が子を20年前になくして辛い日々を歩み続け、悩み続けますが、私自身今こうして皆さんの前で話ができ、生きがいを見つけられています」

「どうか自分を信じて。自分が変わらなければ他人では救えないのです。これから先、皆様にも悩み、悲しいこと、辛いことがあると思いますが、諦めずに夢や目標を持って、自分の考え方、見方を変えて、今日、明日だけを見つめながら生きて、生き抜いてください」

「生まれ方も死に方も選べません。けれど、生き方は選べます。今からでも十分、生き方は選べます」

「私が今思っていることです。社会にどう関わり、自分の夢をどう叶えるか、今なお考え続けています」

「悲しい記憶を伝えていくのには覚悟が要ります。しかし、亡くなった人には思い出してもらえることが1番の供養と思っています。感情を揺さぶられ、涙を流す日々も避けて通れない。何をすべきか、何ができるか、最後に答えを出すのは自分です」