80年前の富山大空襲の史実を伝える常設展示施設について、富山県の新田知事は、富山市や市民グループとともに検討していく方針を19日の県議会で示しました。

19日の富山県議会・一般質問で自民党議員会の中川忠昭議員は、富山大空襲の事実を知り平和の尊さを学ぶための、平和記念館的な拠点施設を整備する必要があるとして、新田知事の考えを質しました。

これに対し、新田知事は、拠点施設の整備については明言しませんでしたが、遺品や資料などの保管・収集は早急に検討すべき課題であるとの認識を示しました。

富山県 新田知事
「今後富山市や富山大空襲を語り継ぐ会のみなさんとともに、それぞれの役割分担を整理し戦争の体験や記憶、戦災資料を未来に向けて次の世代にどのように引き継いでいくのか、ともに検討してまいりたいと考えております」

富山大空襲の常設展示について、県は今後、市などと協議会を設置し、検討していく方針です。