宮城県北部の伊豆沼周辺で9月19日、今シーズン初めて冬の渡り鳥、マガンの飛来が確認されました。

約4000キロ離れた繁殖地のロシア極東から渡ってきたマガン。
飛来したのは、伊豆沼の南側に位置する登米市迫町新田の田んぼです。
9月19日午前11時50分ごろ、宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の研究員が、稲刈りを終えた田んぼで、羽を休めている7羽を確認しました。

財団によりますと、2025年シーズン、伊豆沼周辺でマガンの飛来が確認されたのはこれが初めてで、去2024年より1日、平年よりも1日早い第一陣となりました。

宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎・研究室長:
「(マガンは)これから寒さが進むにつれて数がどんどん増えていく。長旅をしてきたあとなので、疲れを癒しているような感じがする」

伊豆沼周辺では例年、11月上旬にマガンの飛来がピークを迎え、約10万羽が冬を越します。10月には、冬の使者ハクチョウの飛来も始まる見込みです。