それでも泣いてしまったら、どうすれば…?

楢嵜日佳 特任教授(環太平洋大学こども発達学科)
「一度止まって体勢や心のリセットをしましょう。特に体温調整には気をつけてください。」

「車内で子どもはチャイルドシートに座っています。夏場に限らず、チャイルドシートから抱き上げると背中が汗びっしょりになっていたという経験はありませんか?子どもは、大人に比べて基礎代謝が高く、体温が高いのです」

「また、チャイルドシートは、子どもの命を守るため、体を包み込む構造になっています。エアコンの風で体の前面は適温でも、背中は汗をかいたり蒸れたりしていることがよくあります」

「チャイルドシートに長時間乗る時は、背中にタオルを挟んでおいて、汗をかいたらタオルを取り替えることもオススメです。一度シートから出て、少し動くと気持ちもリセットすることができます。」

警察「ハンドルを握る親は落ち着いた対応」を呼びかける

もし、子どもが大泣きしたりぐずったりすると、運転中の親は子どもが気になり、運転に危険が及ぶ可能性があります。高速道路や幹線道路でこのような状況になった場合、車を停止してもよいのでしょうか?

(岡山県警察本部 交通企画課)
「高速道路は、原則として駐停車は禁止されており、一般道においても、道路標識などによる場合のほか、交差点内や坂の頂上付近など、駐停車が禁止される場所があり、こうした場所への駐停車等は交通の支障などに繋がり、交通事故を誘発する可能性もあります」

子どもが大泣きしりぐずったりした状況に陥った際も、ハンドルを握る親は落ち着いて運転に集中することが重要だとし

〇高速道路では、本線上で停車せず、最寄りのサービスエリアやパーキングエリアに入り停車

〇一般道では、駐車や停車などが禁止されている場所を避け、安全な場所に停車