巨人の坂本勇人内野手(33)が30日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、5年契約の5年目となる来季へ、現状維持の6億円(金額は推定)でサインした。
今季はプロ入り2年目以降では最少となる83試合の出場に留まった。開幕に間に合わず2度のケガでチームを離脱し、今季は打率.286、本塁打5、打点33に終わった。それでもNPBの内野手では史上最高額の年俸6億円をキープ。今季を振り返った坂本は「凄くコンディションに苦しんだ1年でしたし、なかなか自分が思うようなバッティングだったり、そういうパフォーマンスの部分で思うようにいかない事があったシーズンだった。どう改善していいか、何が正解かわからないところがあった」と苦しんだ思いを口にした。

若手がショートのポジションを狙っていることについて問われると「まあ今年の僕を見て獲れると思ったんじゃないんですかね。いいんじゃないんですか、若い選手がレギュラーを狙うのはあたりまえのことだと思うので」と笑顔で応えた。

8年間務めたキャプテンを岡本和真(26)に継承し5年契約の最終年を迎える来季は「ホームランだったり長打力というのが明らかに今年はガクッと落ちちゃっているので、そこの長打力というのはもう一度、取り戻したい」と“ショート・坂本勇人”復活への目標を掲げた。

※写真は球団提供