三菱商事が洋上風力発電事業から撤退したことをうけ、建設予定地である千葉県の知事らが国に事業者の再公募などを求める要望書を提出しました。
熊谷俊人 千葉県知事
「二度とこうした撤退が起きないための事業がしっかり完遂できる制度の見直しをすすめていただきたいということとですね、早期の再公募をお願いしたく思っております」
きょう(18日)午後5時前、千葉県の熊谷知事らが経済産業省を訪問し、武藤大臣と面会しました。
熊谷知事は三菱商事が撤退した千葉県沖での洋上風力発電事業について、▼事業制度の見直しや、▼次の事業者の再公募を早期に実施することなどを求めた要望書を大臣に提出しました。
洋上風力発電は再生可能エネルギーを主力電源化にむけた切り札とされていて、2021年に最初のプロジェクトである千葉県や秋田県での事業を三菱商事などが受注。しかし、建設資材や人件費の高騰などコストが膨らみ、採算がとれないとして、8月、三菱商事が事業からの撤退を表明しました。
経産省は年内をめどに審議会で制度の見直しについて一定の整理を示したうえで、できるだけ速やかに再公募を行いたいとしています。
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