富山県氷見市の自民党支部が、多数の党員の党費計約193万円を6年間にわたって立て替えていた問題で、支部は18日、市議会議員を含む当時の幹部5人に対し、役職停止などの処分を下したと発表しました。

これは、自民党氷見市支部が2017年から22年までの6年間で、あわせて193万8500円分の党費を立て替え払いしていた問題で、支部では先月から党紀委員会を設け調査を実施しました。

これを受け、氷見市支部は18日、常任総務会を開催。当時の幹部への処分を発表しました。

党費の不適切処理の管理責任として、当時の幹部だった、積良岳市議、上坊寺勇人市議、小清水勝則氏が役職停止3か月です。

当時の管理責任に加え、2023年分の党費約28万円を私費で肩代わりした薮田栄治氏が役職停止6か月としました。

さらに、当時の管理責任に加え、2024年分の党費未払いの党員リストの作成を独断で県連に依頼し、外部の団体に手渡したとして、萩山峰人市議が党員資格停止1年の処分です。

萩山峰人市議
「処分に対してとやかく言う立場にないと思っています。50人ほどの党費を納めた方の継続がなってなかったと。『確認願いますね』というつもりで(外部団体に党員リストを)持って行ったんですけど、たしかに(支部への)確認を怠った部分もあるのかなと、このように今反省はしております」

また、当時の会計担当者は体調不良のため聞き取りができず、処分保留となっています。

自民党氷見市支部 嶋田茂支部長
「ひとつのけじめであって、信頼回復は今からいろんな形でやっていかなければならない」

一連の問題に一区切りついたとして、嶋田茂支部長は来月開催予定の臨時総会をもって辞任する予定で、次期支部長は未定としています。