南部氏の家紋が施された軒丸瓦

また、本丸御殿の遺構からは南部氏の家紋である向鶴文の瓦当文様があしらわれた軒丸瓦のかけらが出土し、このことから花巻城は南部氏の所領となった後、南部氏がかなり力を入れて、この城の改築を行ったことが分かります。

本丸御殿跡から出土した陶器

学芸員の橋本征也さんは「調査で、花巻城が南部藩内で重要な拠点であったことが分かりました。是非多くの方にご覧いただき、あらためてその価値を知っていただきたいです」と話していました。

この展示会は10月13日(月)まで、花巻市の花巻市総合文化財センターで行われています。