夏の定番「ラジオ体操」に変化 夏休み最初か最後の1週間に…

山形キャスター:
この暑さで“夏の定番”が少し変わってきています。

1928年にスタートした「ラジオ体操」。全国ラジオ体操連盟によりますと、健康増進のため逓信省簡易保険局が制定しました。

全国ラジオ体操連盟の山崎さんによると、「夏休みのラジオ体操を実施しない地域・学校も増えました」とのこと。

理由としては、▼少子化で参加者が少ない。▼町内会の世話役が高齢化。▼早朝からのラジオ体操に近所から苦情が寄せられる、などがあるそうですが、一番の理由は「暑さ」とのこと。実際、ラジオ体操の時間(午前6時30分)の東京都心の気温(8月5日)は30.0℃でした。

実施する地域でも期間が変わっています。昔は夏休み中ずっとだったと思いますが、今は夏休みの最初か最後の1週間になっているそうです。だらけた生活をしないように、2学期のスタートの前に規則正しい生活ができるようにということです。

さらに、ラジオ体操で使用していました「スタンプカード」も変わりました。
以前は、学校で配布されていて、カレンダー式でスタンプを埋めたら文房具がもらえた方もいたようです。

現在では、配布しない学校も多く、「郵便局」や「かんぽ生命のHP」などで入手ができます。また、日付の記載がないので、1年間通して使えるということです。