滑川市の海沿いの住宅街で成獣とみられるサルの目撃情報が相次いでいます。17日もサルが目撃され、警察と市は住民に注意を呼びかけています。

髙島未帆 記者
「あちらで目撃されたサルは波消しブロックから堤防に乗り移りこちらの住宅街へ逃げたということです」

これは、17日午前9時ごろ滑川市神明町で撮影されたサルです。堤防から飛び降り、逃げていく様子が確認できます。

目撃した人
「ここから頭見えて最初人かと思ったんやけど、サルだとわかって、俺たちの方に走ってきたから逃げて、もう一回見に来たら、そっからサルが堤防に飛び移ってあっち側に逃げていった」

目撃した人によりますと、サルは最初、波消しブロック付近にいて、その後、堤防に飛び移り住宅街の方向へ逃げていったということです。

数人がかりでサルを探したものの、発見には至りませんでした。サルが目撃された現場から徒歩で10分ほど離れた同朋認定こども園では当時、運動会の練習が行われていました。

同朋認定こども園 上島陽一園長
「すぐに先生たちにサルの情報を伝え、園庭の出入り口は施錠して、そのあと練習はなるべく早く終わらせてこどもたちがサルに出会わないようにという配慮をしています。近隣にサルが出たという情報ならばあすは外での活動はやめようと思ってます」

滑川市では今月13日から同一個体とみられるサルの目撃情報が相次いでいて、住民が集まる公民館や小学校の近くでもサルが確認されています。

警察と市は、サルと遭遇しても大声を出さず一定の距離を保ち、刺激しないよう呼びかけるほか、周辺住民には家の戸締りを徹底するよう呼びかけています。