男子110mハードル泉谷駿介(25、住友電工)が準決勝に復活出場も4台目に転倒するアクシデントで29秒71(-0.8m)の組8着、準決勝敗退となった。23年ブダペスト大会は日本人史上最高位の5位も、2大会連続でのファイナリストはならなかった。

泉谷の名前がコールされると国立競技場が歓声に沸いた。左胸を2回叩き、スターティングブロックへ。1組3レーンの泉谷は、勢いよくスタートを決めたが、4台目に転倒。それでも最後まで走り抜いた。

15日の男子110mハードル予選で、13秒52(-0.6)の組5着となった泉谷は、準決勝進出条件の各組4着以内に入れず。5着以下の上位4人のタイムを待つ形となったが、最終組を終え突破ラインにわずか0.01秒及ばず、涙を呑んだ。

しかし16日、準決勝の開始まであとわずかとなった所で一転、準決勝のスタートリスト1組3レーンに泉谷の名前が掲載され、異例の復活で準決勝に臨んだが、2大会連続決勝進出はならなかった。

同組の8レーンでスタートした野本周成(29、愛媛競技力本部)は組3着の13秒30。タイムで上位2人に入ることができず、予選敗退となった。