8月から欠航が続く富山と中国の大連を結ぶ空の便について、富山県は冬季ダイヤに入る10月26日以降も全便欠航になると発表しました。

欠航となるのは富山-大連便の計44便で、運行する中国南方航空から県に申し入れがあったということです。
理由はいずれも機材繰りのためだとしています。
欠航期間は来年3月28日までの予定で、8月から数えると半年以上欠航が続くことになります。
県によりますと、昨年度の富山-大連便の搭乗率は44.2%にとどまっていて、採算の確保が課題となっています。
県の担当者は「富山から大連へ向かう日本人の搭乗客が少ない」としたうえで、中国南方航空に対し「利用を促進するためにも安定した運航を働きかけていきたい」とコメントしています。