■東京2025世界陸上 2日目(14日、国立競技場)

男子100m決勝が行われ、静寂に包まれたスタートとなったが、前回のブダペスト大会で銀メダリストの第8レーン・L.テボゴ(22、ボツワナ)がフライング。VTRで確認されて、失格となり決勝の舞台で走ることができなかった。

仕切り直し後、金メダルはジャマイカの新星O.セビル(24)。9秒77の自己ベストで世界陸上初の頂点に立った。ジャマイカ勢としては、15年世界陸上北京でU.ボルトが金メダルを獲得して以来、同種目10年ぶりの頂点に。

テボゴはパリオリンピック™200m金メダリストで、世界陸上ブダペスト大会では100m銀、200m銅メダルを獲得した。今大会に向けて来日後、都内の小学校を訪問した際には「ブダペストで得たメダルをより良くするというのが目標で、今回は3つのメダル(100m、200m、リレー種目)を狙います」と語っていたが、100mで無念の失格となり会場はどよめきに包まれた。

※写真:男子100mでフライングにより失格となったテボゴ(一番左)