総裁選をめぐり、小泉進次郎農水大臣が出馬する意向を固めたことが分かりました。参院選の大敗を受け、「解党的出直し」を誓ったはずの自民党ですが、“ポスト石破”の面々が力を入れるのが、麻生氏、菅氏、岸田氏ら総理経験者のもとを訪ねる“重鎮詣で”です。
小泉氏が総裁選出馬の意向

震災復興の一貫で、能登の名産・スルメイカを使ったラーメンを試食する小泉農林水産大臣。その腹の中にあるとされるのが、自民党総裁選への出馬です。
小泉進次郎 農水大臣(12日)
「重要な判断をするとき、(地元の)横須賀と三浦の皆さんのことを思いながら、そして皆さんの声を伺いながら、最終的に対応して判断をしていきたい」
明言を避けた小泉氏ですが、13日(土)に、地元の支援者に出馬の意向を伝え、来週後半にも正式表明する見通しだといいます。
12日夜、BS-TBS「報道1930」に出演した小泉氏は…
松原キャスター
「今の自民党のトップになるのは、まさに火中の栗を拾うことになる」

小泉進次郎 農水大臣
「何とか政治を前に進める姿を国民の皆さんに届けなければ、政治自体の信頼が失墜してしまう。その中で政治を前に動かすには、野党と協力しなければできない。そういった中で、自分が何ができるのかなと。こんなことをずっと考えてます」

総裁選をめぐっては、すでに茂木前幹事長と小林元経済安全保障担当大臣が立候補を表明。小泉氏のほか、高市前経済安全保障担当大臣と林官房長官が出馬の意向を固めています。