岡山の玄関口が生まれ変わります。

岡山市は、「路面電車乗り入れに伴う岡山駅前広場の整備」について、2023年1月10日から開始すると発表しました。約2年間一般駐車場が使用できなくなります。


(大森雅夫 岡山市長)
「岡山市にとって『非常に重要な事業』と考えており、令和7年度(2025年度)の完成を目指して実施しています」


岡山市が2014年度から検討を進めてきた、「駅への路面電車乗り入れが」ようやく本格的に動き始めました。


公共交通の利便性向上を目的に、現在の岡山駅前の電停を西に100m移動させ、駅前広場に配置する計画です。

これに伴い、駅前広場も改修工事が行われます。


まず年明けから始まるのは、「一般車ゾーンとタクシーゾーンの場所を入れ替える工事」です。このため約2年間一般駐車場が利用できなくなります。一般車の送迎場所は引き続き利用できますが、工事に伴い規模を縮小する時期もあるいうことです。


(大森雅夫 岡山市長)
「今後の高齢化社会などを見据えてみると、『公共交通の乗りやすさ』は大きなポイントだと思っております。将来の岡山市の姿をイメージしながら、路面電車の活用を考えていく」


路面電車の軌道を敷くために、「地下街の補強工事」なども予定されています。店舗によっては、テナントの一時移転などが求められる場合もあります。

(大森雅夫 岡山市長)
「必ずしも、まだ全ての方にご理解いただいているわけではありませんので、是非ご理解いただいて、事業の促進をお願いしたいと思います」


広場を後楽園に見立てたデザインの新たな玄関口は、「乗り換え時間の短縮」や「雨に濡れない動線確保」などを図ります。


岡山市は、総事業費に約66億円を見込み、2025年度の完成を目指しています。