ことし2回目の開催となる富山市のクマ対策会議。市の関係者や自治振興会、鳥獣被害対策実施隊の代表者が出席しました。

月岡校下自治振興会からは「エサが豊作で人里への出没が減るようなら山にカキの木を植えればいいのでは」といった意見が出ました。

月岡校下自治振興会
「クマが出てこないようにする対策を取ってほしい。(駆除と)両輪で回してほしい。出てきたやつ、もちろん対処せんなんけど出てこないようにするにはどうしたらいいかっていうのも合わせて考えて下さい」

県の担当者は「他の都市の事例も参考にしたい」と述べるにとどめました。

会議では、ことしに入ってから11日までに市内で41件のクマの目撃情報が寄せられたことが報告され、そのうち5割を超える27件がゾーン3と呼ばれる人の活動が活発で、クマが本来生息していない地域でした。

去年の同じ時期は目撃情報が48件で、ことしは比較的少ないとされていますが、人身被害の発生時期は10月と11月に多くなることから、富山市はクマとの偶発的な遭遇を減らすため民家や屋敷林周辺の草むらの刈り取りを呼びかけています。