天皇皇后両陛下と愛子さまは、午後3時半前、長崎市の平和公園に到着され、原爆落下中心地碑に御供花されました。

花はテッポウユリ、トルコギキョウ、デンファレ。
両陛下と愛子さまは大きく一礼した後、用意された台に花を置かれ、再び深く一礼し碑を見上げられました。

御供花のあと、長崎市の鈴木市長が、
「碑の上空約500メートルで原子爆弾が炸裂したこと」
「奉安箱には亡くなった約20万人の名簿がおさめられていること」
などを説明したということです。

陛下は黒のネクタイを締められ、皇后さまは薄いグレーのセットアップにお召し替えになり、皇后さまと愛子さまは洋服と同じ色の帽子をお召しになっていました。

両陛下と愛子さまは、この後長崎原爆資料館に移動され、常設展示室をご覧になる予定です。展示室では、11時2分で止まった柱時計や浦上天主堂の再現模型、熱線で焼かれた被爆者の写真などをご覧になる予定です。

その後、被爆者らとの御懇談が予定されています。