「ピックルボール」はアメリカ発祥のスポーツで、今、日本でも人気が高まっています。
いったい、どんなスポーツなのでしょうか?

競技団体から「ピックルボール」の普及に取り組む「スタートコーチ」として認定されている井手さんにお話を伺いました。

(四国で唯一「スタートコーチ」の資格を持つ井手純司さん)
「卓球とバドミントンとテニスの要素をかけ合わせたスポーツです」

競技は、パドルと呼ばれる卓球のラケットに似た道具と、穴の空いたプラスチックのボールを使用し、ラリーを繰り広げます。

ラインの内側から直接ボールを打ち込むことができず、サーブ権がある時のみ得点することができるなど独自のルールもあります。

コートは、バドミントンと同じ縦13・4メートル、横6・1メートルとコンパクトで場所が確保しやすく、スポーツの経験や年齢を問わず、手軽に楽しむことができます。
そんな「ピックルボール」を記者も体験しました。

「ピックルボール」歴4か月の荒木記者。
ラケットスポーツの経験はありませんでしたが、初めて挑戦した日からラリーを楽しむことができ、ハマっていったと言います。

(荒木記者)
「私も実際に体験してみましたがやっぱりだれでもできるなという感じがしました
かなり身体も動かしますがいろんな人が楽しめるスポーツだと思います」

(井手さん)
「1番の魅力は老若男女誰でもすぐにできるというところが魅力
1時間も練習すれば誰でもゲームがすぐできるくらいにはなると思います」

アメリカでは競技人口が1300万人を超える「ピックルボール」。
国内の競技人口は今年3月時点でおよそ4万5000人で前年のおよそ5倍に伸びています。
そして、そのブームはじわじわと愛媛にも・・・

先月には、普及を目指し愛媛FCのホーム試合にあわせ県総合運動公園で体験会が開かれました。

(体験会に参加した参加した女性)
「たまたま愛媛FCの試合を見に行こうと思ってきたが
ちょうどやっているということで無料ということでやらせてもらいました」

この日は、小学生から60代までの男女およそ100人が参加。
コーチからパドルの握り方やルールを教わると、さっそくラリーに挑戦していました。

卓球やバドミントン、テニスと比べ球の速度が遅いので、比較的簡単に打ち返すことができます。

またパドルにボールが当たった時の音が爽快でラリーへの意欲をかきたてます。
孫と参加した男性は…

(祖父)
「初めてしたスポーツなのでどんなのかと思ったが
テニス・卓球その合いの子みたいな感じでルールも教えてもらってよかった」
(孫)
「打ったり点などが入ったりするのが楽しい」

(ピックルボールえひめ阿部達也代表)
「ピックルボールは始めやすくてすぐ上達してでも奥は深い上手になったら奥が深いスポーツでダブルスでやるのでだれでも始めやすくてちょうどよい体力の健康増進にもなるので、ぜひみんなにピックルボールをやってほしい」

世代を超えて交流も楽しむことができる「ピックルボール」。
皆さんもぜひ試してみませんか?